令和2年9月の話

 今まで試験的に導入されていた高速道路の最高速度引き上げが今月より、正式に最高速度毎時120キロメートルと定められるそうです。すべての高速道路に適用されるわけではなく、見通しがよく安全性が確保されている区間だけに適用されるそうですが、最高速度の引き上げが決断されるのは、道路の安全性に加えて、自動車の安全性の改善も大きく影響していることでしょう。

 私が大学生の頃に乗っていた自動車は、主として荷物をたくさん積むような車だったのですが、速度メーターで106キロくらいに(速度メーターには誤差があり、一割位高めに表示されるので実際は、96キロくらい)なると、速度超過警告音が鳴ってスピードの出しすぎを教えてくれるのですが、大体はその前に、風切り音がとても大きくなり、助手席の人と会話が出来ないくらいになるので、実際は、速度警告音が鳴るスピードまで出すこと自体も難しかったのです。

 それが自動車の性能向上により、120キロの速度域でも安全に運転することが出来ると認められたことは、この30年間の自動車の進歩の著しさをあらわしていると思います。自動車や道路がどれだけ安全性が高くなっても、自動車を運転する人間は、30年前と変わっていません。スピードが高くなると、人間の視界は狭くなり、事故を起こす可能性は高くなります。今まで以上に運転者の意識が問われる時代になったとも言えるのではないでしょうか。ところが、自動車先進国と言われるドイツには、制限速度がないアウトバーンがありますが、最高速度無制限の区間では、不思議なことに事故が少ないそうです。このあたりが自動車先進国と呼ばれる所以なのでしょう。自動運転の技術も目まぐるしく進歩していて、完全な自動運転も数年内に可能になるようです。どれだけ自動車の性能が向上しても、運転する人間の心に委ねられていることを決して忘れてはなりませんね。

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