令和2年8月ほのぼの「祖父の思い出」

8月になると思い出す事があります。祖父は戦争中、ラバウルに行っていたそうで、私を含め、小さい孫達を抱っこしながら、この時期、必ず戦争の話をしてくれました。大砲の破片が当たり、大怪我をし、呉の病院に入院していた時に、ラバウルが全滅したと聞いたそうです。「おじいちゃんの仲間は全員死んじゃったんだよ」と、申し訳なさそうに話す祖父が忘れられません。「みんな、お父さん、お母さんって言いながら死んじゃうんだよ」と、若い兵士の最後を悲しく話していました。證誠寺の前住職には、兄がおりました。大学院中に学徒動員で召集され、終戦を迎える少し前の六月末に戦死されたそうです。当時は、戦死されたという事だけしか分からず、ご往生の様子など、詳しい事は不明でした。しかし、戦後30年以上して、フィリピンで、軍人手帳が発見され、どこで、いつ最後を迎えられたのか、ようやく分かったそうです。心と体に大きな傷を抱えて生きた祖父と、当時、場所も日にちも分からずご往生された叔父。戦争は何を残したのでしょうか。まだまだ戦争が終わらない国もあります。止める事…難しい事なのでしょうか。

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