令和2年7月の話

 自動車運転中のトラブルとして、最近注目を集める「あおり運転」。先日罰則を強化した改正道路交通法が、施行されました。あおり運転から重大な事故につながるケースが多かったので、今回の改正であおり運転が減少することが望まれます。あおり運転をしていた運転手が共通して発言することが、あおり運転の対象となった車の運転手が危険なことをしたからだと話します。しかしながら、客観的に事故の様子をみれば、あおり運転をした運転手の方が明らかに悪いのですが、本人たちは、相手が悪いとしか思っていないので、反省につながらないのです。つまり、正義の心をもって悪行を行っているのです。他車をあおるほど運転の技術に優れているのに、とても残念な話です。

 ところで、コロナ感染症対策で自粛要請が全面解除されてから二週間経ちますが、少しずつ新規感染者数が増えてきているようで、今後の感染者数の増加が心配です。コロナ感染症は、発見されたばかりなのでワクチンや有効なお薬がまだ開発されておりません。感染防止は、うがい手洗い、除菌などの手段しかないことから、私たちは、通常の病気以上に恐怖を抱いております。この恐怖心が、病気にかかったのは、感染防止の手段を怠った悪い人たちなんだという気持ちになり、これも正義の心の一つでしょう。

 しかし、正義とは、自分が正しいことを主張して、他者を排除したり、成敗することではありません。自分の主張を押し付けることは、どんなことでも正義ではありません。もしも、何かのことで人を導くときは、出来ていないところを責めるのではなく、出来ているところを褒めて伸ばす方が成長が大きいそうです。人のことは良く見えますが、自分自身はどうでしょうか?私のすべてを見てくださるのは阿弥陀さまに他なりません。阿弥陀様の無量光が私の進むべき道を照らして下さいます。

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