二年後に、山手線の品川駅と田町駅の間に新駅が開業します。證誠寺からも歩いて行けるJRの駅なので開業を楽しみにしております。地元では、新駅の名前がどうなるのか気になるところですが、今月からいよいよ新駅名の公募が始まりました。発表は、二〇一八年の冬とのことですから、年内には新駅の名前がはっきりとすることでしょう。地元高輪選出の区議会議員さんは、「高輪」で公募しようと地域で活動をしております。でもあくまでも公募なので、獲得票で決まることはないそうですが、地元としては、「高輪駅」となるように頑張っています。しかし、新駅の住所は、高輪ではなく、「港区港南」なのです。ですので、ほかの地域では、「港南」や「芝浦」「札の辻」など、それぞれの地域に縁のある名前にしようと、それぞれに頑張っているようです。リニアの開業計画もある品川駅ですが、品川駅の住所は、「港区高輪」なので、住所にこだわりはないようです。
駅の開業は、二年後の東京オリンピック開催直前の予定ですが、新駅周辺の付帯施設のグランドオープンは、開業から五年後になるそうです。その二年後には品川駅にリニアが開業する予定なので、品川駅から田町駅の間は、今後十年くらいの間に激変するようです。證誠寺のある高輪周辺は、陸の孤島と呼ばれ、JR目黒・五反田・品川・田町のどの駅からも二キロくらい離れていて、タクシーで基本料金くらいかかるのです。ですので、この度の新駅開業は地元は大歓迎で、駅名にも是非「高輪」となって欲しいと切に願っております。こんな新駅開業お祝いムードの中、新駅が出来る周辺をよく見ると、あちらこちらで建物の工事を多く見かけます。マンションやホテル、商業施設の建設が始まっているのです。便利になると、静かな町の雰囲気は薄れていくのかなと思うようになりました。諸行無常の流れの中で、移り変わりゆくもの、変わらずに継承していくものとあるのですね。