平成29年1月ほのぼの「年末と年始」

明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願い申し上げます。毎年思うのですが、年末と年始は、時間の流れが他の月とは違う様に感じられます。年末はとても毎日が早く、あっという間に大晦日になった様に思えます。そして不思議な事に、除夜会を始める時、一打目を住職が撞いた途端に、またいつもの時間の流れに戻る気がします。寒い中、一打目が響く瞬間、皆様の「明けましておめでとうございます」というご挨拶の声が穏やかに交わされ、時間もゆっくりと流れる様に思います。本当に不思議です。元日の朝、家族揃って、元旦会の法要を致します。除夜会が終わって、少し休んで、すぐに起きるのはちょっと辛い気もしますが、元日の朝は、スッと目が覚めるもので、子供達も用意をして、お勤めをします。近年ずっと体調の関係で、前住職は元旦会にはお出になれませんでしたが、今年の元旦会には、前住職がもういらっしゃらないという寂しさはありましたが、ご本堂に前住職の残像を思いながら、一緒にお勤めをした感じでした。亡き方を近く感じるという事はこんな感じなのかなと思ったお正月でした。

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