令和3年1月の話

 沿道での応援は控えるようにコロナ感染症の対策をしながらも、お正月名物の箱根駅伝が開催されました。最終区間ゴール手前での逆転劇は、見ているものを惹きつけ感動的な幕切れとなりました。優勝の駒沢大学のメンバーが大変喜んでいる様子が報じられておりましたが、一方で、創価大学のメンバーが落胆している様子が報じられておりました。最終中継点では、優勝が見えていただけに落胆ぶりはわかりますが、二位という素晴らしい結果が残ったのですから、少し気持ちが落ち着くと嬉しさが込み上げて来ることでしょう。

 スポーツの大会では、結果がすべてだと言われます。ですので、決勝戦で試合に負けると銀メダルを獲得できても、試合に敗れた悔しさから涙している光景をよく見かけます。銅メダルを獲得するチームは、三位決定戦で勝利しているので、表彰式で、二位が涙して、三位がニコニコしているという光景もよく見かけます。

 結果が大切なことは分かりますが、スポーツを通して得るものは、結果だけではないはずです。日々の練習をとおして競技の習熟度をさらなる高みへと目指すことも、とても大切なことではないでしょうか。

 私たちの日常の暮らしでは、結果を求めることはありませんが、時として重大な決断を迫られることがあります。人生を左右するような大きなを決断した時に、あとになってから、あの時の判断を間違えたかもと思うことがありませんか。この気持ちは、スポーツで結果にこだわる気持ちとよく似ていると思います。人生の歩みは、一瞬たりとも止めることはできません。その中で一生懸命に考えた判断に間違えたとか、失敗したと思うこと自体がおかしいのです。後々現れてくる結果が私の思い通りではないことを、過去の私の判断のせいにしているのです。時間は止まることはありません。新たな手立てを考えることが、私の豊かな人生へつながるのです。

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