令和2年5月の話

 緊急事態宣言が今月末まで延長されました。先月中旬には、東京都の一日の感染者数が二百名を超えましたが、それをピークに少しずつ減少傾向になってきているようです。専門家の話ですと、まだ減少率が低いようで緊急事態宣言の延長につながったようです。このように現象傾向の結果が出てきたのは、みんなで力をあわせて、ステイホームに頑張った成果ですから、もう少し頑張りましょう。

 一方で、新型コロナ感染症は、強い感染力があるので、感染しないように気をつけることは必要なことですが、気をつけるあまりに間違った情報に惑わされているという話が聞こえてくるようになりました。それは、買い物に行くことが出来ないので、宅配サービスを利用する機会も増えていると思います。仕事が忙しくなっているのに配達員は、いろんな人と会っているので感染するリスクが高いから、手を触れてはいけないなどと思い込み、必要以上に配達員を遠ざけたり、あるいは、近所のお店が改修工事などをしているのを、店主がコロナに感染したから、保健所が消毒に来たらしいと、根拠もないのに噂話を広めてしまうなど、病気を警戒する気持ちが、知らず知らずに、他の人を傷つけてしまってはコロナを封じ込めるのとは、別の問題になってしまいます。医療従事者以外にも、私たちはたくさんの方々に支えられて、ステイホームが出来ていることを忘れてはいけません。ライフラインを安定して供給してくれている電気水道ガスなどの会社の方々や、必要なものを届けてくれる郵便屋さんや宅配業者さん、どうしても出かけないといけないときの公共交通機関やタクシーなどの乗務員の方々などなど、数えきれない方々のおかげと、私たちの日々の頑張りがあるからこそ、新型コロナを封じ込めることができるのです。みんなが一番厳しいと感じているとき、どうしても自分さえという煩悩が大きくなります。そんな時こそ、ゆっくりと手を合わせましょう。

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