令和2年2月の話

 来月の開業に向けて、高輪ゲートウェイ駅の工事が毎日続けられております。しかし、新駅ができると言っても、もともとJRの車両基地などを整理して駅が作られる関係上、駅へ向かう道路がありません。そのため、駅の開業に間に合うように、駅周辺の国道では

毎晩、道路工事が行われております。私どもの犬の散歩コースなので、日によって仮歩道の場所がかわり、新しい道路ができるのは大変なんだなと見学しながら、散歩しております。駅の開業に注目があつまっておりますが、地元住民としては、駅の開業よりも大きな関心事があります。通称「首曲がりのトンネル」と呼ばれる高さの低いトンネルがあります。高輪と芝浦を結ぶ生活道路として、地元住民は便利に利用しているのですが、駅の開発とともに無くなるという噂がありました。新駅開業とともに駅周辺の開発計画が正確に伝わるようになり、首曲がりのトンネルが広がるとの話に期待に膨らむようになりました。

 今までは一番の心配事だったのが、正確な開発計画によると、今までは、高輪から芝浦へ向けての一方通行だったのが、相互通行になるそうです。首曲がりのトンネルが閉鎖されてしまうと心配していたのが、一変、拡幅され、車が相互通行となると分かるとなると、早く工事が始まらないものかと思うようになり、今まで便利に使っていたトンネルが、一方通行では不便だなと思うようになりました。首曲がりのトンネルは、何も変わっていないのに、自分の気持ち一つで、感謝が不満へと変わるものなのですね。

 新駅の開業も、駅周辺の付帯施設は五年後の開業に向けて工事がはじまります。駅が開業しても何もないなと思うのではなく、開業を心から楽しみに待ちたいものです。若手のお笑い芸人で、ボケに対して「絶対に人のせいにしないツッコミ」をするコンビが流行っているようです。見方を変えれば、感情がかわるお手本のように思えます。

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