平成30年12月の話

年内に発表されるだろうと心待ちにしていた山手線の新駅名が発表されました。地元では念願だった「高輪」の地名が採用されて、とても嬉しい反面、皆様もご存知の通り、「ゲートウェイ」というカタカナがついて、とても長い駅名となりました。JR東日本の方が、新駅をイメージしながら考えられた駅名で開業は一年以上先の話なのに、一躍、一番有名な駅名となり、巷では、賛否両論渦巻いて、駅名反対運動まで発展しているようです。まだ聞き慣れない駅名なので、しっくりきませんが、お寺の最寄駅の「白金高輪」駅の名前にしても、開業当初は、なんで、「白金」と「高輪」を混ぜちゃうのかと、地元では喧々囂々としていました。しかし今では、地元でも馴染んでいますので、「高輪ゲートウェイ」も慣れていくのかなと、楽観しております。駅名が決まったので、次は早く開業されないかと、気持ちはあせるばかりで、犬の散歩の時に工事の進捗を見ております。
 新しいものが出来るとき、その名前から受ける印象は大きいですよね。東京オリンピックが二年後に迫ってまいりましたが、前回の東京オリンピックに間にあうように開業されたのが、超特急ひかり号でした。いままでの特急電車とは違い「光」のような速さの電車との意味をこめて、「ひかり号」と名付けられたのだと思います。「高輪ゲートウェイ」の命名に込められた願いが見えてくると、新駅の名称も私たちの気持ちの中にスッと入ってくるのかもしれないですね。
 品川駅ではリニアモーターカーの駅の工事が進められているようです。今の新幹線の半分の時間で名古屋まで行けるようになるリニアモーターカーの名前もどうなるのでしょうね。二〇二〇東京オリンピックへ向けて、各地で新施設の工事が進められております。諸行無常の流れの中では、その移り変わりはあまり感じられないものですが、目に見えて移りかわるこの数年は楽しみですね。

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