令和2年10月ほのぼの「まさかの坂」

今月は、浄土真宗で一番大切なご法要の報恩講を予定しています。今年は、4月の永代経は、完全にリモートでお勤めをして、以後、盂蘭盆会の法要もリモートでした。今月の報恩講は、リモートと並行して、ご本堂にも人数を制限して、参詣をして頂こうと考えています。よくいろいろな会のご挨拶で、「人生では、上り坂、下り坂、そしてまさかの坂がありますが…」と聞きますが、今年は、「まさか」という事を口にしたり、経験されたりすることが多かったと思います。私自身も実際に、まさか、こんなにコロナが長引くとは思っていなかったし、まさか、お寺の行事をリモートでお勤めをすることになるとは、思ってもみなかったです。まさか、実家にも帰れなくなり、遠方の友達にも会えなくなる事態になるとは、考えにも及ばなかったです。浄土真宗では、諸行無常という言葉がありますが、本当にその通りだと思いました。今あるものは、不変ではなく、絶えず移り変わり、変化するんですね。常ではない状況で、今出来ること、諦めないで進むこと、今年は、いろいろと考えさせられた事が多かった様に思います。受けた御恩に感謝する心は、不変でありたいと思います。

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