四月から了大は、病棟に出て実習をしているのですが、やはり各科を回らせて頂くと、知っている方とお会いする事も多いそうです。もちろん守秘義務があるので、どちらの方とお会いしたかは、話さないのですが、教授に、「実習医は、大体患者さんとお話しても五分くらいしたら戻って来ちゃうのに、君はいつも二十分は話してるよね!良い事だよ!話し上手なんだね」と褒めて頂いたと言っておりました。組内のご住職様も、ずっと慶應病院に通院されていて、「了大君、いつ僕の担当になってくれるの?」と言って下さったり、教授に了大の事を知っていると話して下さったりしたそうです。でも幼い頃からご存じの方が多く、「あんなにやんちゃだったのに、大きくなったね」「まだバンドやってるの?」と話が盛り上がったり、気恥ずかしい事もあるようです。でも自分の事を知ってる方がいらして下さる事は、とても大きな励みに繋がり、幸せだという事も感じた様でした。親としては、とても有難いと感謝しております。