令和6年3月ほのぼの「戦前の景色」

コロナ禍で、延期になっていた山門の再建が始動し、図面や完成図が出来て来ました。戦争で焼失した證誠寺ですが、長い年月をかけて、少しずつ戦前の建物が再建されています。鐘楼堂の時も感慨深く、ご門徒の方の中には、鐘楼堂があった記憶があるという方もいらして、子供の頃に見た鐘を懐かしく思い出して下さいました。戦争で焼失する前は、参道から山門が見え、山門をくぐると鐘楼堂があり、ご本堂が見えたのでしょう。今の住職の祖父が住職を務めており、この證誠寺を守って来られたのですが、きっと焼失してしまった大切な建築物をどんな思いで見られたのだろうと思うと、心が締め付けられる思いがします。戦後の生きていく事も大変だった中、ご門徒の皆様のご協力で、ご本堂を再建し、次の代に繋げて下さった事に感謝しかありません。平成の時代になり、鐘楼堂を再建する事が出来、今回、令和の時代になり、山門の再建が始動しました。本当に皆様と共に、再建を見届けられることに、心から感謝申し上げます。今まで見た事がない景色となる事は間違いないと思います。皆様のご先祖様、そして、歴代住職も見られた景色だと思うと楽しみです。

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